父親が亡くなり、一人で実家に暮らしていた母親が他界した場合等では、子供や遺族が枚方での葬儀を準備したり実家の遺品整理を進める必要が生じます。
また同時に、相続に関する準備も進める必要があり、それらを同時並行的に進めるのは、非常に負担が大きいものです。両方の段取りとしては、以下の様に進めるのがお勧めです。
親から通帳や印鑑や土地家屋の権利書等や貴重品の保管場所を伝えられていれば、それらを遺族が保管して、まず金融機関の預貯金に対する相続手続き等を開始すれば良いでしょう。タイミングとしては、初七日法要を済ませた頃から金融機関からお金を相続する動きを始めても良いでしょう。
遺品整理は四十九日後に業者等に行ってもらい、遺品整理が完了した後に、土地家屋の処分を進めれば良いでしょう。
しかし、そうした貴重品がどこに保管されているのかを聞かされていない場合には、子供達がそうした大切なものを真っ先に探すべきでしょう。四十九日法要時に形見分けするのと合わせて、遺産の概要把握が出来ており、誰が代表者として手続きを進めるべきかを話し合えれば、その後の作業をスムーズに進める事が出来るからです。
上記の例は、遺族に相続税が掛からない程度の遺産の場合の段取り例で、相続税の申告が必要な場合には、タイミングはこの視点を加味する事が重要です。