孫への生前贈与をするとメリットが多いという話を聞いたことがあるかもしれません。
がんの放射線治療を受けている時、隣のベッドの患者から世間話としてよく聞ききくようです。
生前贈与自体、相続税対策となると言われていますがその中でも孫に生前贈与するというのは何が良いのでしょう。
まず、早いうちに財産を渡すことができます。
元から相続財産が基礎控除額以下なら相続時精算課税制度を利用するのがおススメです。
親や祖父母から2,500万円まで非課税で生前贈与できて相続税も元から課税されないので相続時にも負担はありません。
また教育資金の一括贈与の非課税制度で1,500万円までを非課税で贈与する事もできます。
毎年一人当たり110万円まで非課税で贈与できる暦年贈与を利用しても相続財産を減らす事ができます。
そうした孫への生前贈与でのメリットは一世代飛ばして財産を引き継げるという点です。
引き継ぐごとにかかる相続税と贈与税を一世代飛ばす事で節税できるのです。
しかし孫へ生前贈与する事で遺留分を侵害すると遺留分権利者から減殺請求される心配もあるのでそこは考慮しておきましょう。